寺井 洋平 (Yohey Terai)
プロフィール
東京工業大学 生命理工学研究科 修了 博士(理学)
日本学術振興会特別研究員、東京工業大学 生命GCOE特任助教
などを経て総合研究大学院大学 統合進化科学研究センター 准教授
これまで、生物の多様性がどのようにして獲得されてきたかを知ることを目標に種分化の機構の研究を行ってきました。カワスズメ科魚類(シクリッド)の分子系統解析の研究の中で種分化に関わる候補遺伝子を見出す方法を考案し、その方法で見つかった視覚に関わる遺伝子の研究を進めて、「視覚の適応が引き起こす種分化の機構」を明らかにしてきました。
現在も、多くの生物種で種分化や適応の機構を明らかにしようと研究を進めています。
STKさん (日本学術振興会PD研究員)
サンゴの産卵時期と生殖的隔離の遺伝子基盤の研究をしています。
一緒に研究をしている大学院生のみなさま
ARKWさん (総研大 特別研究員)
皮膚でのヒト特異的な遺伝子発現などを研究しています。
ANKさん (インドネシアBRIN)
インドネシアの黒いニワトリの遺伝子基盤を研究しています。
大学院生の研究の進め方
卒業して活躍しているみなさま
KNさん
地衣類の共生による極限環境への適応を研究しています。
私は研究の助言、様々な実験手法の指導、野外調査のサポート、論文の書き方、
研究に必要な試薬や経費のサポートなどをして、大学院生と一緒に研究を進めています。
適応や種分化とは、関係があったりなかったり。
総研大の大学院生
総研大の大学院は、博士一貫の5年制です。入学すると3つくらいの研究室にお試しで所属して研究を行いながら、秋までに研究のテーマを決めます。つまり、大学院生は自分の行いたい研究テーマを独立に行うことができます。
大きな機械の歯車の1つより、自走できる小さな車
のようなところがよいです。
私は大学院生のみなさまに、将来研究を自分で進めて独り立ちできるようになれるように望んでいます。命令的にあれやれこれやれと言われて、ある時突然独り立ちしろと言われても、それはできないのではないかと思います。そのため、私は最初から大学院生を独り立ちした研究者として一緒に研究するスタイルで研究を進めるようにしています。
ASさん (研究員)
ムササビの研究をしています。
一緒に研究をしている研究員の方々
。
MYさん (5年)
ハダカデバネズミの研究をしています。
YTさん (5年)
キタリスの研究をしています。
XXさん (5年)
日本の古代犬のイヌの研究をしています。
YMDさん (4年)
ウミウシの食性の研究をしています。
αさん (3年)
海水魚の河川進出の研究をしています。